一般ユーザーの方と額縁に携わる方の額縁サイズの見方や認識が若干異なることがあります。
代表的な額の種類と寸法について記載します。
額縁の種類には、大まかに油彩額、デッサン額、色紙額、賞状額等が代表的なものです、もちろん他の種類もありますが、上記のなかで特に代表的な、デッサン額、賞状額についてご案内いたします。
□額縁のサイズについて【1】 デッサン額□
額の寸法と一口に言っても、ユーザー様がどこのサイズを採寸されたのかが大事なことで かなり大雑把な採寸でお店に足を運ばれた経験がみなさんお持ちではないでしょうか?
実際下記図を参照して頂き説明いたします。
一般的なデッサン額、もしくは賞状額を裁断すると左図のような断面になります。
ユーザー様がよくサイズを測って店頭で言われる場合、上図のIのサイズ、いわゆる額外寸法を言われるケースがあります。
その場合、①の額縁自体の種類により中にセットする用紙が同じでも。異なるサイズになります。
作品サイズ(用紙サイズ)はJに当たる部分です。
この部分のサイズをmm単位でタテ・ヨコを採寸して頂くことで、適正な額縁のサイズを割り出すことが可能になります。
作品等にマット紙を付けて、豪華に見せる額装の場合は、上記の応用編(参考:「マット」とは?)になります。
□額縁のサイズについて【2】 賞状額□
額縁のサイズはなかなか一般の方では耳にしない特殊な呼び方が多く使われています。呼び名の語源は額縁(組縁)における規格寸法構成は、絵画などの基底材(紙)の切断寸法や、組縁に使われるガラスの採り分がその基本となっています
また賞状用紙サイズは、さらに特殊です。
例えば一般的に普及しているA4といわれるサイズを例にとると
一般的に認識されている代表格としては、コピー用紙等で使用されているA4サイズ 賞状用紙の場合は別サイズになります。またメーカーによっても微妙にサイズが異なるものも存在します。
詳しいサイズは別紙表を参照して頂くとして、実際のmm単位でのタテ・ヨコのサイズをお聞きした上で額縁選びに入られることがまずは第一歩となります。
※額縁のサイズや呼称には、各地方やメーカーなどで多少差があります。
額縁をご用命の際は、実際に額装されたい作品の用紙サイズをmm単位で採寸されて、またどのような目的でどのような場所に飾られたいかなどをお店のスタッフに相談されると、適切なアドバイスとともに満足して頂ける額縁選びができるかと思います。
額縁選びはフレーマーのいる専門店へ足を運んでいただければ幸いです。